すぐに使える顛末書(てんまつしょ)のフォーマットです。
「ファイルをダウンロード」をクリックするとダウンロードが開始されます。
すぐに使用する場合は、日付や文言などのサンプル部分を変更してご利用ください。
自社用のひな形として使用する場合は、既存の項目やフォーマットをカスタマイズしてご利用ください。
顛末書テンプレート
基本形(A4)

よく使われる項目・レイアウトで構成された、顛末書テンプレートです。こちらをベースに、項目やレイアウトを編集してご利用ください。
その他デザイン(A4)
見本例・サンプル
「受注ミス」をした際の、顛末書の見本例をご紹介します。ぜひご参考ください。

顛末書について
顛末書とは?
顛末書(てんまつしょ)とは、仕事中にミスや不始末、不祥事が発生した際に、上司・会社に対して『事の顛末(経緯・状況・対策など)』を報告する書類です。
基本的には、事態が収束した後に、社内向けの書類として作成します。作成の目的は『事態の再発防止のため』の意が強く、謝罪などの主観的な内容は省きます。
始末書とよく混合されるので、間違わないようにしましょう。
- 事の顛末を報告する書類
- 事態が収束した後に作成
- 再発防止のために作成
- 謝罪などの主観的な内容は省く
顛末書と始末書の違い
顛末書と始末書は、どちらもミスや不始末が発生した際に作成されるため、混同されやすい書類です。
基本的には、ミスの重大性、影響範囲(社外まで影響があるか)、緊急性によって、使い分けられています。
- 顛末書=ミスや不始末の顛末(経緯・状況・対策など)を報告。事態収束後に作成、提出。社内向け
- 始末書=ミスや不始末の始末(経緯・反省点・対策など)について報告、謝罪。事態発生後速やかに作成。社内・社外向け
顛末書 | 始末書 | |
重大性 | 軽度 | 重度 |
目的 | 再発防止 | 謝罪、反省 |
作成者 | 本人 or 第三者 | 本人 |
タイミング | 事態の収束後に作成 | トラブル発生後速やかに作成 |
主観 | 客観的 | 主観的 |
提出先・使用先 | 社内向け(上長) | 社内&社外(取引先など) |
処分 | 社内処分に至らないことが多い | 懲戒、訓告等の処分 |
顛末書の書き方
顛末書は、発生したミスや不始末の再発防止が目的の書類です。作成した書類は、上司・上長・同僚など、第三者が必ず目を通します。
その為、経緯・状況・対策を、誰が読んでも解るように、客観的に記載する必要があります。
『5W2H』を使うと、簡潔で客観的な顛末書を作成することができます。
- いつ起きたのか(When)
- どこで起きたのか(Where)
- 何が起きたのか(What)
- なぜ起きたのか、その原因(Why)
- 誰が関係しているのか(Who)
- どのように起きたのか、対応したのか(How)
- 被害額、損害額はいくらか(How much)
- 今後の再発防止策(+α)

5W2Hは、物事を明確化し、相手に自分の意図を正確に伝えるためのフレームワークです。
報告書など、第三者が目を通す書類は、必ず5W2Hを使って作成しましょう。
社内フォーマット作成時のコツ
- 基本情報
- 顛末書の作成日
- 提出先の部署、役職、担当者名
- 作成者の所属、氏名、捺印
- 顛末書の内容例
- 件名・概要(=What)
- 発生日時・場所(=When・Where)
- 経緯・発生状況(=How)
- 原因(=Why)
- 今後の対策・再発防止策(+α)
- 損害額(=How much)

会社によって項目や書き方は異なります。作成時には、必ず同僚や上長に確認するようにしましょう。
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