
請求書テンプレートは、見た目だけでなく「通常の請求書か適格請求書か」「源泉徴収や繰越欄が必要か」「計算式がどこまで入っているか」で選ぶと、入力後の手直しを減らせます。
無料のExcel請求書を配布する6サイトを紹介します。各社の配布ページで用途別の書式を選び、登録番号・税率別の内訳・端数処理を確認してください。以下は2026年10月1日に確認した案内で、取得条件や書式は提供元で変更されることがあります。
無料で使える請求書テンプレート6選
1. ビズ研の請求書テンプレート
計算式の注意:請求書セット01(inv_set01.xlsx)は税額の式がROUND(…,1)で、小数第1位が残ります。税込合計と表示された税額の和が1円ずれる場合があるため、使用する各シートのD28・D29で、税率ごとに円未満を処理する式へ見直してください。四捨五入を採用する例はD28が =ROUND(C28*10%,0)、D29が =ROUND(C29*8%,0) です。配布ファイル自体は未修正です。参考:国税庁「端数計算」。
このページの2ファイルは、見積書・発注書・納品書・請求書・領収書・支払通知書をまとめたExcelブックです。シンプル01は一部の明細にのみ計算式があり、合計・消費税は自動計算されません。入力する書類のタブを選び、別の書類へ自動転記されると考えず、各タブの宛先・日付・内容を確認してください。
2. 請求管理ロボの請求書テンプレート

請求管理ロボの公式ページでは、Excelの請求書を無料・登録不要で提供すると案内しています。縦型・横型、備考欄付き、請求番号管理用などから選べます。ダウンロード手順にはフォーム入力の案内もあるため、取得時に表示される入力項目や利用条件を確認してください。
おすすめポイント
備考欄に支払条件を記載したい場合や、請求番号で照合したい場合は、最初から必要な欄がある型を選ぶと編集を減らせます。行を追加した場合は合計範囲に含まれるか、印刷時に明細が切れないかを確認しましょう。
3. freeeの請求書テンプレート

freeeの公式一覧には、適格請求書発行事業者に登録していない方向けの通常請求書と、インボイス対応の適格請求書があります。適格請求書は標準型、繰越金額あり、個人事業主向けの源泉徴収ありから選べます。未登録者向けの書式を、そのまま適格請求書として使わないようにしてください。
おすすめポイント
繰越金額がある請求では、前回請求額・入金額・今回分を区別します。源泉徴収欄付きは、すべての個人事業主の請求に必要なわけではありません。取引内容に源泉徴収が必要かを確認してから選んでください。
4. the boardの請求書テンプレート

the boardが提供する請求書テンプレートは、インボイス制度(適格請求書)に対応した作りとなっており、源泉徴収や値引き欄など、細部にわたるカスタマイズが可能です。Excel形式でダウンロードでき、全て無料で提供されています。このテンプレートは、特に日本の税制やビジネスルールに合わせた設計がなされているため、会計処理をよりスムーズに行いたい方に適しています。
おすすめポイント
boardは、繰越金額・値引き・源泉徴収の有無など、必要な計算欄で書式を選びやすい構成です。利用する項目を決めてから選び、変更したセルの参照範囲や税率別集計が崩れていないか確認してください。書式を使うだけで、個別の請求内容の正確性まで保証されるわけではありません。
5. MISOCA(弥生)の請求書テンプレート

Misocaは弥生が提供する請求書作成サービスです。公式のExcel配布ページでは、インボイス対応版と区分記載請求書をまとめて提供しています。用途に合う方を選び、ファイル名だけでなく登録番号欄や税率別の内訳欄を確認してから入力してください。
おすすめポイント
同じ提供元のファイルでも、通常の請求書とインボイス対応版を取り違えないことが大切です。送付用のPDFを作成した後も、登録番号、税率ごとの対象額・消費税額、請求総額が表示されているか確認してください。
6. MakeLeapsの請求書テンプレート

MakeLeapsは、ビジネス文書の作成や管理を支援するサービスで、請求書テンプレートも豊富に取り揃えています。こちらのテンプレートは無料でダウンロードでき、エクセル形式で簡単に編集が可能です。請求書の書き方ガイドも用意されており、請求書の基本事項や発送方法についても詳しく説明されています。これにより、請求書作成に慣れていない方でもスムーズに利用できるのが大きなポイントです。
おすすめポイント
MakeLeapsには通常版とインボイス対応版があり、単位欄付き・窓付き封筒対応・横型などから選べます。対応版が必要な場合は、その表示がある書式を選んでください。窓付き封筒では、印刷後の折り位置と宛名の位置も確認します。
テンプレートのメリットと活用方法

同じ書式を使えば、宛先・振込先・明細などの配置を毎回作り直す手間を減らせます。ただし、自動計算の有無と範囲はファイルごとに異なります。最初に少額の試算を入力して計算結果を照合し、元ファイルを残して請求先・請求月ごとに複製すると管理しやすくなります。
テンプレートは業種や目的に応じたデザインが選べるため、個人事業主や中小企業から大企業まで、さまざまなシーンに合わせた請求書が作成可能です。また、多くのテンプレートは、請求書だけでなく見積書、納品書、領収書としても応用が効くように設計されており、ビジネスの統一感を演出できます。特に、クライアントごとに異なるデザインやカスタマイズを行う場合、テンプレートを使うことでスムーズに個別対応ができるようになります。
ダウンロード方法と利用までの簡単な手順

- ダウンロード先の選択: 本記事で紹介したリンクをクリックし、各サービスの公式ページにアクセスします。
- テンプレートを選択: 各サイトで用途に合ったデザインを選びます。多くの場合、ビジネス用、個人用、見積書用などカテゴリごとに分かれているため、目的に応じたものを探しましょう。
- ダウンロード: ダウンロードボタンをクリックし、指定されたファイル形式(主にExcelやWord)で保存します。登録が不要なサイトも多いため、すぐにダウンロードが可能です。
- 編集ソフトの確認: テンプレートのファイル形式に対応した編集ソフトを確認します。Microsoft ExcelやGoogle Sheetsなど、一般的なスプレッドシートアプリで編集できるものがほとんどです。
- カスタマイズ: ダウンロードしたテンプレートを開き、自社名やロゴ、住所、連絡先情報を入力し、請求内容に合わせて編集します。フォーマットが整っているため、必要事項を入力するだけで完成します。
送付前に、宛先、取引日、数量・単価、税率別の金額、請求総額、支払期限、振込先を照合します。PDF化後は改ページや欠けた文字も確認し、取引先と合意した方法で送付してください。
よくある質問
- Qテンプレートはどの編集ソフトで使えますか?
- A
多くのテンプレートはExcel形式で提供されているため、Microsoft ExcelやGoogle Sheetsで編集可能です。場合によっては、LibreOfficeやNumbersでも利用できますが、一部機能に互換性の問題が発生することがあります。
- Qテンプレートは無料で商用利用しても問題ないですか?
- A
商用利用、編集、再配布の条件は提供元ごとに異なります。無料で取得できることと、自由に再配布できることは別です。ダウンロードページの利用規約を確認し、自社の請求業務で使える範囲を確かめてください。
- Qインボイス制度対応のテンプレートはありますか?
- A
各提供元で「インボイス対応」「適格請求書」と表示された書式を選び、登録番号、取引日・内容、税率別の対価と税額などを確認します。適格請求書を発行できるのは登録を受けた事業者です。登録番号を記入するだけで他の不足が補われるわけではありません。参考:国税庁の記載事項。
- Qテンプレートを自社のブランディングに合わせてカスタマイズできますか?
- A
ほとんどのテンプレートはカスタマイズ可能です。自社のロゴや配色を加えることで、ブランディングに沿った請求書を作成できます。テンプレートを自社仕様にすることで、クライアントに一貫性のあるプロフェッショナルな印象を与えることができます。
まとめ
まず適格請求書が必要かを確認し、次に繰越・値引き・源泉徴収などの必要な欄で候補を絞りましょう。決めた書式は試算し、税率別の端数処理と印刷・PDF出力を確認してから使用してください。
これらのテンプレートを使って、日常の請求業務を効率化し、クライアントとの信頼関係をより強固なものにしましょう。また、ビズ研では他にもさまざまな業務に役立つ無料テンプレートを提供しています。引き続きご活用いただき、ビジネスの効率向上と業務改善にお役立てください。

