無料・登録不要で使える、提案書テンプレートです。
Word形式のシンプルな1枚提案書から、パワポで作成できる詳細版まで、幅広い用途に対応したフォーマットを取り揃えています。
テンプレート一覧
シンプル(1枚)
基本的な項目を網羅したシンプルで使いやすいレイアウトです。現状と課題、提案内容、期待される効果などの主要セクションが明確に分かれており、初心者でも記入しやすい構成になっています。また、作成日、部署、提案者など基本情報から現状分析まで、必要な情報を簡潔にまとめられるよう設計されています。
デザイン重視(1枚)
青色やオレンジ色のアクセントカラーを使用し、視覚的に整理された構成です。提案の背景から実施内容、リソースまで段階的に情報を記入できるよう設計されており、提案の流れが明確になっています。また、主要項目が色分けされているため、情報の優先順位が一目で分かるレイアウトになっています。
横向きA3タイプ
こちらは横向きA3用紙に対応した、デザイン性と実用性を両立させた提案書テンプレートです。淡いアクセントカラーを効果的に使用し、視覚的な魅力と情報の整理を両立しています。A3サイズの広いスペースを活用し、十分な記入欄を確保しつつ、情報の優先順位も明確に表現できる実用的なデザインとなっています。
詳細型(パワポ)
こちらは PowerPoint 形式の詳細な提案書テンプレートです。複数のスライドを使用して、提案内容をより深く、視覚的に説明することができます。表紙、目次、現状分析、提案内容、期待効果、実施計画、コスト、リスク分析など、包括的な構成になっています。このテンプレートは、詳細な説明が必要なプロジェクトや組織でのプレゼンテーションに最適です。
用途別・専用テンプレート
新商品・サービス提案書
このテンプレートは、新しい商品やサービスの企画開発を提案する際に使用できる包括的な提案書フォーマットです。
各セクションは、提案の目的から市場分析、開発計画、マーケティング戦略、収支計画まで、ビジネスプランの重要な要素をカバーしています。
サンプルの記入例も含まれているので、各項目にどのような情報を記入すべきかが一目で分かり、効果的な提案書の作成に役立ちます。
マーケティング提案書
このテンプレートは、効果的なマーケティング戦略を立案するための包括的な提案書フォーマットです。
現状分析からターゲット顧客の特定、具体的な戦略立案まで、マーケティングプランの重要な要素を網羅しています。
各セクションには簡潔な解説が付いているので、初心者でも理解しやすく、プロフェッショナルな提案書を作成することができます。
システム導入・更新提案書
このテンプレートは、システムの導入や更新を提案する際に使用できる包括的な提案書フォーマットです。
現状分析から提案内容、導入計画、コスト分析、リスク対策まで、システム導入に必要な要素を網羅しています。
各セクションには簡潔な解説が付いているので、IT部門以外の方々にも理解しやすく、説得力のある提案書を作成することができます。
使い方・書き方ガイド
使用方法
- 必要なテンプレートを選んでダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルをWordまたはExcelで開きます。
- テンプレートの指示に従って、必要な情報を入力します。
- デザインや構成を適宜調整し、オリジナルの提案書を完成させます。
提案書とは?
提案書は、ビジネスにおいて重要な役割を果たす文書です。主に、特定の問題に対する解決策や新しいビジネスチャンス、改善策などを提示するために作成されます。
その主な目的は、クライアントや上司、取引先などの意思決定者に対して、アイデアや計画の価値を説得力ある形で伝え、同意や承認を得ることにあります。
提案書の基本構成
効果的な提案書を作成するには、適切な内容を網羅することが重要です。以下に、提案書に含めるべき主要な要素を説明します。これらの要素を適切に組み込むことで、説得力のある提案書を作成することができます。
1. 現状の課題
現状の問題点を具体的なデータや事例を用いて明確に示します。課題が会社や顧客にどのような影響を与えているかを説明し、改善の必要性を強調します。可能であれば、課題の根本原因も簡潔に触れるとよいでしょう。
例文:
「当社の顧客満足度調査によると、製品の納期遅延が主な不満要因となっています。過去6ヶ月間で納期遅延は月平均15%発生しており、これが売上減少の一因となっています。原因として、在庫管理システムの老朽化と人的ミスが挙げられます。」
2. 解決策/提案内容
課題に対する具体的で実行可能な解決方法を提示します。なぜその解決策が効果的かを論理的に説明し、可能であれば他社の成功事例も引用します。提案内容が会社の方針や戦略と整合していることも示すとよいでしょう。
例文:
「生産プロセスの効率化のため、新たな在庫管理システムの導入を提案します。このシステムはリアルタイムで在庫状況を把握でき、需要予測機能も備えているため、納期遅延の大幅な削減が期待できます。同業他社Aでは、類似システムの導入により納期遅延を60%削減した実績があります。」
3. 期待効果/利点
提案を実行した場合に得られる具体的なメリットを、可能な限り数値化して示します。短期的な効果だけでなく、中長期的な利点も言及すると説得力が増します。また、顧客や従業員への波及効果も含めると、提案の価値がより明確になります。
例文:
「新システム導入により、納期遅延を現在の15%から5%以下に抑えることが可能です。これにより顧客満足度の向上と、年間売上の約5%増加が見込まれます。さらに、業務効率化により従業員の残業時間が月平均10時間削減され、働き方改革にも貢献します。」
4. 実施計画/スケジュール
提案の実行計画を具体的な時間軸で示します。各段階での目標、主要なマイルストーン、担当部署を明記し、実現可能性を高めます。想定される課題とその対策も含めると、より綿密な計画になります。
例文:
「第1四半期:システム選定と契約(担当:IT部)
第2四半期:システム導入とテスト運用(担当:IT部、生産管理部)
第3四半期:全社展開と従業員トレーニング(担当:人事部、各部門)
第4四半期:効果測定と改善(担当:経営企画部)
※導入時の業務混乱を避けるため、第2四半期に2週間の並行運用期間を設けます。」
5. コスト/ROI
提案実行にかかる費用と、それによって得られる利益(投資対効果)を詳細に示します。初期費用と運用費用を分けて記載し、年度ごとの収支予測も含めるとよいでしょう。ROIの計算方法も簡単に説明すると、より説得力が増します。
例文: 「システム導入の初期費用は500万円、年間運用費は100万円です。一方、売上増加と業務効率化による年間利益は約1000万円と試算されるため、投資回収期間は約8ヶ月と見込まれます。3年間のROIは160%となり、十分な投資価値があると判断できます。」
6. リスクと対策
提案実行に伴う潜在的なリスクを洗い出し、それぞれに対する具体的な対応策を明記します。技術的リスク、人的リスク、財務的リスクなど、多角的な視点でリスクを分析します。対策には責任者や実施時期も含めると、より実効性の高い提案になります。
例文: 「新システム導入に伴う一時的な業務効率低下のリスクがあります。対策として、段階的な導入と集中的な従業員研修を計画しています。また、旧システムとの並行運用期間を2週間設け、スムーズな移行を図ります。さらに、システム障害に備えて24時間サポート体制を整備し、顧客対応マニュアルも作成します。」
提案書の書き方
提案書の内容が整理できたら、次は効果的な書き方について考えましょう。以下に、読み手に訴えかける提案書を作成するためのポイントを解説します。これらの点に注意して執筆することで、より説得力のある提案書を作成することができます。
初めての提案書作成は難しく感じるかもしれませんが、経験を重ねるごとに上手くなります。上司や先輩のアドバイスを積極的に求めましょう。会社の規定やテンプレートがある場合は、それに従いましょう。
目的を明確にする
提案書の目的と対象読者を明確にすることは、内容の焦点を絞るために不可欠です。達成したい具体的な目標を設定し、誰に向けて書いているかを常に意識しましょう。これにより、提案内容が的確かつ効果的になります。
読み手を理解する
対象読者の関心事やニーズを深く理解することが重要です。読み手の立場に立って考え、彼らが求める情報や解決策を提供しましょう。読み手の背景知識レベルも考慮し、適切な説明の深さを選択することで、より響く提案になります。
データと事実を使用する
説得力を高めるには、具体的なデータや事実を活用することが効果的です。数値、統計、事例研究などを用いて主張を裏付けましょう。ただし、データの出典を明記し、信頼性を確保することも忘れずに。過剰な情報は避け、提案に直接関連する重要なデータに絞ることが大切です。
明確で簡潔な文章を心がける
複雑な専門用語や長文を避け、簡潔で分かりやすい表現を使用しましょう。一文一意を心がけ、要点を明確に伝えることが重要です。必要に応じて箇条書きやサブヘッドを活用し、文書の構造を明確にすることで、読みやすさが向上します。
グラフや図を活用する
グラフ、図表、チャートなどのビジュアル要素は、複雑な情報を分かりやすく伝える強力なツールです。データの傾向や比較を視覚的に示すことで、読み手の理解と記憶を助けます。ただし、過度な装飾は避け、情報を明確に伝えることを優先しましょう。
提案書と企画書の違い
提案書と企画書は似ているようで異なる目的を持つ文書です。主な違いは以下の通りです:
提案書は、特定の問題やニーズに対する具体的な解決策を提示するもので、主に外部向けに作成されます。一方、企画書は新しいプロジェクトやアイデアの概要を示すもので、主に社内で使用されます。
両者とも重要なビジネス文書ですが、用途や状況に応じて適切な方を選択することが大切です。当サイトでは、提案書の他にも、様々なシーンに対応した企画書テンプレートも提供しています。
よくある質問
- Qテンプレートの利用は無料ですか?
- A
はい、すべてのテンプレートを無料・会員登録不要でご利用いただけます。
- Qテンプレートの編集やカスタマイズは可能ですか?
- A
もちろんです。ダウンロードしたテンプレートは自由に編集・カスタマイズしていただけます。むしろ、各企業や案件に合わせてカスタマイズすることをお勧めします。
- Qテンプレートの商用利用は可能ですか?
- A
はい、当サイトで提供しているテンプレートは商用利用可能です。社内の標準フォーマットや共通ひな形としてもご利用いただけます。ただし、テンプレートそのものを再販売することはご遠慮ください。