案件管理やプロジェクトの進捗管理は、ビジネスを円滑に進めるうえで欠かせない取り組みです。とはいえ、専用システムを導入したり、独自ツールを構築するのは時間もコストもかかります。
そこで、Excel を活用した管理テンプレートを使うことで、誰でもすぐにスタートでき、チーム内での共有や分析もスムーズに進められます。
今回ご用意した 4 種類の無料テンプレートは、営業案件からプロジェクト管理まで幅広く対応可能です。シンプルなものから詳細型まで取り揃えているので、組織の規模や用途に合わせて最適なテンプレートをご選択ください。
案件管理表テンプレート
1. 営業用(シンプル)
「顧客名」「顧客担当者」「営業担当」「状況」「見込金額」「次回アクション」「メモ・備考」の 最小限の項目 で構成した営業案件管理表です。
営業担当の方が すぐに使い始められる シンプルなレイアウトになっており、入力の手間を大幅に削減できます。
特徴
- 必要最低限の情報だけ を一画面で管理可能
- 次回アクションをひと目で確認でき、フォロー漏れを防止
- 案件数の多い営業担当でも簡単に運用しやすい
2. 営業用(詳細型)
主な項目例
- 案件ID
- 顧客名 / 顧客担当者
- 営業担当
- 営業フェーズ(提案準備中、見積提出済み、契約交渉中 など)
- 受注確度(%)
- 見込金額
- 次回訪問日
- 競合情報
- 提案内容・特記事項
- 最終更新日
- メモ・備考
シンプル型に加えて、「営業フェーズ」「受注確度(%)」「次回訪問日」「競合情報」「提案内容・特記事項」など、 より詳細な情報 を管理できる営業案件表です。商談の進捗状況を多角的に把握し、受注可能性を数値化しながら確度の高いフォローを実現します。
特徴
- 商談ステージ を明確化することで、優先度の高い案件を見極めやすい
- 競合情報 を管理し、他社動向を踏まえた提案戦略を立案可能
- ピボットテーブルやグラフを活用すれば 受注見込みの可視化 や分析も容易
3. プロジェクト管理用(シンプル)
説明文
プロジェクトや案件を シンプルに管理 したい方向けのテンプレートです。「案件名」「担当者」「ステータス」「期限」「メモ・次のアクション」などを 1行1案件 で記録する形式で、進捗確認やタスクの抜け漏れ防止に役立ちます。
主な項目例
- No.
- 案件名
- 担当者
- ステータス(進行中、保留、完了 など)
- 期限
- メモ・次のアクション
特徴
- 必要最低限の項目のみ なので、入力負荷が少なくスピーディに導入可能
- 「期限」が迫っている案件や「完了」した案件を 色分け などで直感的に把握
- 小規模チームや短期のプロジェクトにも最適
4. プロジェクト管理用(詳細型)
主な項目例
- No.
- 案件名
- クライアント名
- 担当部門 / 担当者
- 優先度 / ステータス
- 開始日 / 終了日
- 進捗度合い(%)
- 予算(円) / 実コスト(円)
- リスク度合い
- メモ・次のアクション
説明文
スケジュール・予算・リスクなど、 プロジェクト全体を網羅的に管理 したい方向けのテンプレートです。ガントチャートやダッシュボードへの展開も想定した項目構成で、プロジェクト進捗の見える化・分析がスムーズに行えます。
特徴
- 開始日〜終了日 や 進捗度(%) を記入すれば、簡易ガントチャートで全体像を俯瞰
- 予算と実コストを対比することで コスト超過リスクの把握 が可能
- リスク度合いを設定することで、対策が必要な案件を 優先的に管理
ダウンロード・ご利用方法
- お好きなテンプレートをダウンロード
- 上記 4 種類の Excelファイルから、運用したいフォーマットを選び、ダウンロード。
- 必要に応じてカスタマイズ
- テンプレートはあくまで一例です。担当者名や部署名など、御社の実態に合わせて自由に項目を追加・削除・修正してください。
- カスタマイズ例:
- 「担当者」欄を複数名記入できるように列を増やす
- 「ステータス」を「検討中」「見積提出」「交渉中」「失注・再アプローチ」など、より詳細な区分に変更
- 「リスク度合い」や「優先度」の基準(高・中・低など)を、社内で共通認識を持って定義する
- 「予算」や「コスト」を外貨で管理したい場合は通貨の単位や計算式を追加する
- 「予定開始日」「実際開始日」「予定終了日」「実際終了日」のように、予定と実績を分けて管理する列を追加
- 定期的に更新し、活用
- 案件やプロジェクトの進捗を随時入力し、定期的にレビュー会議などで活用することで効果を最大化できます。
カスタマイズ後はテスト運用を行い、入力しにくい点や漏れが出ないかをチームで確認するとスムーズです。項目名やシート構成は自由に変更できます。チームの運用に合わせて最適化してください。
よくある質問
- Qどのテンプレートから使い始めたらいいですか?
- A
案件数や管理の目的によって異なります。まずはシンプル型から始めて、必要に応じて詳細型に移行するのがおすすめです。
- Qテンプレート内の項目を削除・追加しても問題ありませんか
- A
問題ありません。各社・各チームで管理したい項目は異なりますので、使いやすいように自由に編集・カスタマイズしてください。
- Qマクロや特別な関数は使われていますか?
- A
基本的には標準的な Excel 機能を使用しており、特別なマクロや高度な関数の設定はありません。安心してお使いいただけます。
- QExcel 以外のソフト(例:Google スプレッドシート)でも利用できますか?
- A
ダウンロードしたファイルを Google スプレッドシートにアップロードすれば、ほぼ同様にお使いいただけます。ただし、セルの書式や条件付き書式など一部仕様が異なる場合がありますのでご注意ください。
- Q社内共有する際に注意すべき点はありますか?
- A
バージョン管理に気をつけることをおすすめします。チームメンバーが同時に編集できるよう、共有ドライブやクラウドサービスを活用すると更新の重複を防げます。
誰でも無料でダウンロード・ご利用いただけます。
Excel を使った案件管理・プロジェクト管理を効率化し、貴社の生産性向上にお役立てください。